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絵画

山口長男
Takeo Yamaguti
やまぐち たけお

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    • 伴(過)/山口長男


    • 複 A/山口長男


    • 水田/山口長男


    • 作品A/山口長男


    • 作品/山口長男


    • 作品/山口長男
略歴  
【1902年 (明治35年)】
11月23日、京城(現・韓国ソウル)で長男として生まれる(本籍は鹿児島県)。父・太平衛は朝鮮に渡って一代で大地主となった人物。母・かめ。
京城中学時代から水彩画に親しむ。

【1921年 (大正10年)】
上京し、本郷洋画研究所へ通う。岡田三郎助に師事。

【1922年 (大正11年)】
川端画学校にも通い、東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科に入学。
長原孝太郎、小林万吾、和田英作らに学ぶ。

【1927年 (昭和2年)】
東京美術学校西洋画科を卒業。
牛島憲之、岡田謙三、荻須高徳らと「上杜会」を結成。
渡仏。
パリでは彫刻家オシップ・ザツキンを知り、その影響を示した立体派風の作品を制作。

【1931年 (昭和6年)】
日本経由で京城に帰る。抽象的な作品に取り組む。

【1938年 (昭和13年)】
東郷青児、藤田嗣治を顧問に、吉原治良ら二科会の前衛的傾向の作家が集まって「九室会」を結成。

【1939年 (昭和14年)】
東京青樹社で初の個展を開催。

【1945年 (昭和20年)】
補充兵として釜山近辺に配備となり、そこで終戦を迎える。
二科会会員となる。

【1946年 (昭和21年)】
京城を引き上げて上京。
ベニア合板の上にペインティングナイフを用いた作品を制作、塗り重ねられた独特の手法が生まれる。

【1953年 (昭和28年)】
村井正誠らと「日本アブストラクト・アート・クラブ」を結成。

【1954年 (昭和29年)】
第1回現代日本美術展で「作品(かたち)」が優秀賞を受賞。
毎日現代美術展最優秀賞を受賞。
第3回サンパウロ・ビエンナーレ出品
武蔵野美術大学教授となる。

【1956年 (昭和31年)】
第28回ヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表として出品。
その後、グッゲンハイム賞美術展、チューリッヒ市立美術館の「現代日本の絵画展」など、国外での出品も広がる。

【1961年 (昭和36年)】
芸術選奨文部大臣賞を受賞。

【1963年 (昭和38年)】
二科会を退会。

【1974年 (昭和49年)】
武蔵野美術大学教授退官。
武蔵野美術学園長となる。

【1968年 (昭和58年)】
4月27日、東京小平市で脳梗塞のため逝去。80歳。

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